AbemaTV 大阪ラウンドを観て思ったこと

「なぜFリーグは伸びないのか」

これはフットサルが好きで観ている人からすると、誰もが思うことだと思います。

悲しいことですが、Fリーグは他のスポーツに比べて圧倒的にマイナースポーツの部類であり、認知度も低いです。

ですが、そんな中で一定数のファンや観客を保持しているのは事実であります。

それはやはり、フットサルというスポーツに魅力を感じて、面白い楽しいと思っている人がいるということです。もちろん私はその中の1人です。

この状況をなんとかしたい！と思い、本当に微力ではありますが、もっと1人でも多くの人にフットサルの魅力を伝えられたらなと思ってこのブログを書いています。

9月7日、8日、9日の三日間で、大阪共同開催の試合を行なっていました。

これは、1日に多い日で5試合、それを1枚のチケットで観戦できるという試合です。

フットサルファンにはとってもお得で嬉しい試合です。

そしてこの目玉イベントとして、ロベルト・カルロス氏が来日し、実際にFリーグ選抜というチームの一員として公式戦に出場するというものがありました。

スポーツ界では、きっとロベカルがFリーグに出場することはビッグニュースで、当然話題にもなることだと思います。

Fリーグの運営側としても、個人的な見解ではありますが、話題を作りこの機会にフットサルを観に来てくれる人を増やそう、またサッカーファンをフットサルへ取り込もうと考えているのだろうと思います。

このようにFリーグ側も、もっと観客を増やしたいと思っていろいろと動いているのはとっても良いことだと思いますし、ファンとしてはとっても嬉しいことです。

でも、少しやり方を変えなければいけないのではないかと感じる部分が多くあり、これではなにも変わらないのではないか、とも思ってしまうのです。

まずこの大阪共同開催でロベカルを公式戦に出場させるというのも、結果としては上手くいかなかったと感じています。

ロベカルがFリーグ選抜の一員として公式戦に出るのが9月9日（日）だったのですが、その前日の8日の観客数は1000人にも満たなかったのです。

会場のキャパの10分の1にも満たないというのは悲しい事実であります。

9日のロベカルが出場した試合の観客数は約3000人と多く入りましたが、その後の試合の観客数は約1400人と一気に減少。

ロベカル効果はあったとは思いますが、そもそものFリーグの面白さを伝えるということには繋がっていなかったように感じます。

ロベカルを観にきた

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Fリーグ初観戦

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Fリーグって面白い！フットサル面白い！

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他の試合も観に行ってみよう！

という流れが理想ですが、そもそもロベカルの試合の後に観客数が大幅に減っているのは、上手く観客を取り込めてないということです。

ロベカルを目玉にするのはいいですが、その後のことをきちんと考えて運営側はもう少し何かできたのではないかと思います。

また、そもそも公式戦にこんな簡単に出場させてしまうというのも問題があると私は思います。

この結果、サッカーファンを獲得することができるというのなら話は別ですが、個人的にはサッカーファンの獲得は難しいと考えていました。

サッカーが好きな人は、きっとフットサルは観るスポーツではなく、するスポーツだと思っている人が多くいると思います。

むしろ、サッカーファンではなく、初めてスポーツ観戦をする人、サッカーがあんまり好きではない人、バスケを観るのが好きな人など、このような人を取り込むことの方が可能性はあるのではないかと考えています。

また、ターゲットを学生などの若い層と大きく絞って動くことも可能だと思うのです。

この大阪共同開催の試合はAbemaTVで中継がされていました。

AbemaTVはもちろん無料で、携帯やPCなどから簡単に観られるので大きい宣伝効果は期待できると思います。

中継を流している間同時に実況解説も流れていて、8日のフウガドールすみだ対バサジィ大分との試合に、浪花ほのかさんという雑誌の専属モデルをしている方がゲストで出演していました。

浪花ほのかさんは雑誌の専属モデルとして、若い人から多く支持されて人気のある子です。

もちろん、この子が出てるからAbemaTVでFリーグを観てみようという人は多くいると思います。

まさに先ほど言った、若い層の顧客の獲得です。

ですが、そうやって観てくれた人にフットサルの面白さを伝えられずに、今度試合観に行ってみようかなぁと思わせることができないとなんの宣伝にもなりません。

そして、この実況解説も個人的な意見ではありますが、初めて観た人にFリーグの良さが伝わらないものだと感じてしまいました。

面白おかしく楽しく雑談する様子も、場を盛り上げるためにあっては良いと思うのですが、それよりも第1にフットサルの試合の解説、選手の説明、フットサルとはどんなスポーツなのかということを伝えなくてはならないと感じます。

初めて観た人は、そもそもルールも知らないですし、どんな選手がいるのか、どんなチームなのか、今はどんな状況なのか、ということがわからないと思うのです。

私も最初は全くなにもわからず、観戦を重ねて教えてもらいながら徐々に覚えることができました。

このような状況でフットサルに興味をもってもらえるのか、それは難しいと思います。

こういった、そもそもの運営が1番の問題なのではないかと思っています。

きっと、Fリーグの運営側が新しい視点で現在の仕組みを変えない限り、今のFリーグの厳しい状況は変えられません。

厳しい言い方ではありますが、フットサルが好きでFリーグの発展を望んでいるからこその意見です。

もちろんこれからもFリーグを応援したいと思っていますが、Fリーグの運営のやり方にも注目していきたいと思っています。